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藤田晋の成長学・生徒編10 席替えで腐る人へ
 第10回は「望まない異動で腐らないために」です。

 教師から見て「たいしたことではない」ようなことでも,生徒から見れば「大事件」になる可能性があるのが,「席替え」。

 「望まない異動→望まない席替え」とはちょっと無理な置き換えかもしれませんが,人によっては恐ろしいほどの「感度」で刺激を受ける話題なので,私見を述べたいと思います。

 「期待はずれ」と違って,「嫌な結果」「耐え難い結果」になった場合,次の日からどのように「精神の安定」を図っていったらいいのか。

 現実的には,たとえば「隣が嫌い」という場合は,「机を離す」という示威行為?に出る生徒もおり,教師の立場から言えば本当に「どうにかしてくれ」という問題です。(今は座席をすべて離している学校が多いかもしれませんが)

 「友だちから離れた」という場合には,授業中の手紙の往来が激しくなり,他の生徒に迷惑がかかるという場合もあります。あるいは,話してすんでいたものが,メールのやりとりに変わるかもしれません。

 「腐る」精神状態から脱却するために,様々な取り組みがなされるわけですが,まずは自分で考え得る方法をすべて試してみることでしょう。

 さすがに私も今まで勝手に場所を移動するという生徒は見たことがありませんが,そもそもなぜ「席固定」という面倒くさいことをやっているか,そして,なぜ「席替え」が必要なのかというと,・・・・そう考えるとけっこうたくさん理由があるんですね。

 実際にみんなが自由に移動してしまってみたら,自分たちにも都合の悪いことがあるのが発見できるでしょう。

 そう考えているうちに,「成長できる人」と「成長できない人」の差に,ある程度は気付くはずです。

 たいてい,「成長できない人」は気付かないから成長できないのですが。

 単なる感情ではなく,物理的な理由で困った場合・・・たとえば,いつまでもおしゃべりが続いて授業に集中できなくなってしまう・・・こういうときは,足の引っ張り合いという形にならないように,平和的に問題を解決するという目標を掲げて,堂々と要求することですね。 

 とにかく,腐ったままでは自分が損するだけなので,「行動」することでしょう。

 望まない異動で腐っている社会人には,「とにかく結果を出す」ことが一般的なアドバイスになっていますが,席替えとそれをきっかけにした何らかの「働きかけ」「行動」でクラスの一部が変わり,「次の席替え」での「被害者」がいなくなったとしたら・・・それはクラスにとっての成長にもなるわけです。
テーマ:学習
ジャンル:学校・教育
藤田晋の成長学・生徒編9 建設的な不満と消費的な不満
 第9回は「不満はため込まずその都度ぶつけよう」です。

 対管理職を想定したセオリーのようなので,ここでは生徒対教師の関係で考えてみましょう。

 注意が必要なのは,ここでの「不満」とは,「正当な評価を得られないことへの不満」だということです。荒れている学校でよく見られるただの「反抗」とは違います。

 「建設的な不満」という表現は分かるでしょうか?

 ただのその場その場の感情の捌け口,「消費的な不満」と区別したいところです。

 もちろん,荒れている学校の生徒の問題行動は,すべて生徒だけに責任があるとは限りません。

 中には,「正当な評価が得られないこと」「希望や期待を抱かれていないこと」への不満を「ぶつけている」生徒もいることでしょう。

 大切なのは,その「ぶつけ方」です。

 まず,生徒に迎合してくる教師もいますが,それは少数派(?)ですので想定外として,自分が望む方向に教師が変わっていくことを目標とします。

 もちろん教師の性格にもよるかもしれませんが,成果はあせらず,直接的なはたらきかけよりも間接的な方法を考えましょう。

 「その都度ぶつける」関係ができていると言えるほど,教師と生徒の間が緊密なら,セオリーどおりでよいのでしょうが・・・。

 ここで紹介したいセオリーは,原点に返って,「何が求められているのか」をしっかりつかむことです。

 相手と自分の目標が食い違っていたら,平行線のまま,つまり,評価は得られないまま終わってしまいます。

 自分は,あるいは自分たちは,どういう目標に向かっていこうとしているのか,それを様々な場面で提案するのです。

 荒れている学校が立ち直れず荒れたままになってしまうのは,「考える力」「考えたことを表現する力」を生徒が身に付けていないこと,生徒が身に付けられるように指導してくれないことが大きな原因の一つです。

 生徒に「考える力」がついてくると,そして,それを「表現すること」を繰り返していると,徐々に生徒の側と教師の側の目標がそう違いのあるものではない,ということが分かってくるのです。

 教師の要求も高度になってくると,単純に「質問する」ことも欠かせない作業になってきますが,まずは教師の側の,「行動しないことへの不満」を理解してそれを解消する努力をすることが,自分の不満解消に役立つこととなるはずです。
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藤田晋の成長学・生徒編8 対立すると自滅もある
 第8回は「ダメ上司は『褒め殺し』でうまく使おう」です。

 Aさんは,「○○先生はダメ教師」だというような噂や直接的な会話を聞いたことがあるでしょうか。

 それとも,自分がそのような感想を持ったことがあるでしょうか。

 よく,小学校の場合は担任が決まるとき,「くじのようなものだ」と表現されますが,これは大人の世界でいう「当たりはずれがある」ことを踏まえた言い方ですね。

 子どもにとっての「当たり」と親にとっての「当たり」が異なることもしばしば(たとえば,宿題を出さない教師の評価など)ですが,「ダメ教師」というのは,両者の評価が一致してしまう先生のことなのでしょう。

 小学校ではたとえば学級崩壊が起こると「担任交代」,中学校では「担任から副担任へ」という動きで対応される場合がありますが,なかには担任をはずれることで生き生きと先生らしさを取り戻す人がいるので,「ダメ教師」はいつもだれもがそう思っている,そういう教師のことではないのかもしれません。

 さて,それでも,

 指導力がなくて頼りない
 傲慢な態度で生徒の話や意見を聞かない
 気分屋ですぐに感情的になり生徒を叱りつける

 こんな先生に手を焼いている生徒がいたとしたら,藤田社長のアドバイスに耳を傾けてみましょう。

 もし大人の世界で,このような上司に出会ってしまったら,「腹をくくれ!」というのが第一声でした。

 上司を部下がコントロールできるわずかなチャンスは,「褒める」こと,「気分をよくさせる」ことだと言います。

 生徒の立場で,先生を「褒める」ことが難しいようなら,「何をすれば喜ぶタイプの教師なのか」をしっかり分析することです。

 中学生くらいだと,「先生が何で怒っているのか」がよく理解できない場合も多いかもしれません。

 まず,その原因をつかむことです。

 そして,何か改善してほしいことがあれば,公的な「話し合い」の場を確保する,ということです。

 教師たちには,決して否定できない原則があり,それが「生徒の自主性」です。

 「違反行為」をするという自主性は認められませんが,「違反行為の内容を検討する」という自主性は否定しにくいものです。

 こういう場を増やして,「理解し合う」ことの大切さ,そのための「コミュニケーション」の大切さを知ることができれば,成長への大きな財産になるでしょう。

 ごくまれに,本当に大変な教師がいたとして,たとえば

 「教師の上司=校長,あるいはさらにその上=教育長・教育委員会に相談する
 「仲間と手を組んで教師に対抗する

 という手段をとる人がいるかもしれませんが,法的に問題を起こしているのではない以上,それらの方法ではなかなかうまくいきません。

 効果があるとしたら,教師の同僚=他の(分かってくれそうな)先生に相談すること,仲間と手を組んで,教師とも会話を増やす・・・そんな方法でしょうか。
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藤田晋の成長学・生徒編7 教師をよく理解する
 第7回は,「評価されないのは上司を見ていないから」です。

 Aさんは,自分に対する教師の評価というのを感じたり,それがもとになって気になったりしたことがありますか?
 
 教師の中には(企業社会でも同じようなことがあるかもしれませんが),本当に「気に入らない」と思って冷たく当たる人=低い評価をもっていることを伝えてくる人もいますが,中には期待をかけている生徒にわざと冷たく当たる場合もあるので,こういうときは自分の思い込みに負けず,教師を「よく見る」こと,自分の「立場」を考えることで判断してもらうことが大切です。

 教師の立場からもし生徒へのこのような悩みを考えるとすると,反対に,「そうまでして評価してもらおうと努力されるのも逆に気の毒になってくる・・・」という感想をもちます。

 ある自治体では,入試のときの基準をきっちりさせようとして,○○をつとめたら何点プラスとか,奉仕活動をしたらどうとか,点数化に走ってしまったそうです。

 「内申点」が単純な成績の換算ではなくて,このように「どのような行動をしたか」も考慮されるようになると,「教師はその行動をどう見てくれているか」に関心が高まらざるを得ません。気の毒なことです。

 企業社会では,上司の願っていることではなく,自分で勝手に「上司が願っていることだろう」と誤解して仕事をしている人が陥る問題であるとされています。

 もし,行動の評価を受けるようなことがあれば,「何が求められているのか」をしっかり把握した上で,それがどこまで実現できたかという結果を残すことが重要です。

 教師自身,けっこうそこが苦手だったりするのですが・・・・そういうリスクを減らすためにも,「教師をよく見ること」「教師をよく理解すること」が大切になりそうです。
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藤田晋の成長学・生徒編6 成長に有利な仕事観
 第6回は「嫌な仕事に縛られない方法」です。

 社会人の場合は基本的に「好きな職業」についているはずなのに,なぜ「嫌な仕事」というのがあるのか,Aさんは分かりますか?

 藤田社長は,こんな例を挙げています。

 上司に押しつけられた仕事
 誰にでもできそうな雑用
 何かと面倒なトラブル処理

 そして,そのような「仕事」を断る知恵やその意味を説明してくれていますが,一方で

 気持ちを切り替えて楽しむ必要がある
 その時は嫌な仕事と思えても,それが後から自分のやりたい仕事に結びつくこともある
 仕事を片づけた時は,爽快感がある
 すべての仕事に前向きな姿勢で取り組むことが大切

 とも書いています。

 教師の立場でたくさんの生徒を見ていると,「仕事」への対応のパターンには大きく分けて次の4つがあるように思います。

 嫌なそぶりも見せず,進んで行う生徒
 嫌なそぶりを見せるが,仕事は行う生徒
 嫌なそぶりを見せて,仕事を避けようとする(やらない)生徒
 はじめから「私がそんな仕事をするわけがない」と確信的に仕事をしない生徒

 学校や家庭では,「仕事」に対して報酬をちらつかされる場合が多くありませんか?

 報酬があるなら,我慢してやる・・・・実際,仕事をすることで成長すれば,短期的には結果オーライで終わりなのですが,実は,そういう方法でしか仕事をしてこなかった人が,「嫌な仕事に縛られる」という悩みを抱えやすくなるのでしょうね。

 私の小学校時代は,「人を嫌がる仕事を進んで行う人は偉い」という言葉を刷り込まれており,「偉い人になりたい」という動機があった人は,「人が嫌がる仕事」ほど熱心にやったものです。

 この「偉い人」とはどういう人か,というのは難しいところですが,要は,「報酬」を「自分の成長」「人から認められること」「人から感謝されること」と受け止められる人というのが,最も成長しやすい資質をもった人と考えることができます。

 ・・・「仕事」とは,嫌とか好きとかいう感情で動かされるものではない・・・という考え方もありますが。
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