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「知・徳・体」強化の「筋肉理論」
 人間は,の3つをバランスよく鍛えることが理想とされています。

 この三つのどれに最も重きをおくかは,その人の人間観,教える人ならその人の教育観に深くかかわってきます。

 生きていく中で,必ずどれかの「壁」に阻まれ,前進することができなくなるときが訪れます。

 たとえば,「老化」という「」の衰えは,必ず時間とともにやってきます。

 病気がちな人は,「体」をもっと鍛えておけばよかった,と嘆くことになるかもしれませんが,「心」を鍛えておけば,そのつらさにも耐えることができるでしょう。

 学校教育について言うと,いじめや自殺がクローズアップされれば,「心の教育」の充実が叫ばれ,学力低下が注目されれば「学力向上」への取り組みが強く求められます。
 
 このブログでは,学習者としてこの問題を見る上で,「筋肉理論」で心・体・頭を鍛える方法について考えてみます。

 よくスポーツ選手は,「脳みそまで筋肉でできている」と自称(自傷?)したり,からかわれたりします。

 「パワーはあるけど知恵がない」ことを皮肉っている表現でしょう。

 しかし,この表現から,「脳みそ」=「」=「知力」も筋肉を強くするようなイメージで,強化できるのではないか,と想像してみることにします。また,「」のパワーも,「筋力」にたとえてみます。

 今までの学校教育では,体力はもちろんですが,心の「筋肉」をつけることには比較的力を入れてきたように思います。(両者を最も効率よく鍛えてくれるのが部活動でしょうか)
 
 心の筋肉は,自分自身や友達などとの葛藤を通じて,ときに乳酸がたまって疲労を感じたり,激しい運動で痛みを覚えることはあっても,決して切れることはなく,だんだんと太くなっていく,そのように「育つ」イメージはありました。

 ただ,葛藤を避けたり,みんながみんな他人の顔色ばかりうかがっていると,摩擦はなく痛みも感じない代わりに,筋力はつかないか衰えていくように思えてきます。

 トレーニング→休息→トレーニングというサイクルを,自分でコントロールできるようであれば,心はどんどんたくましくなっていき,そのコントロールができないと,疲れすぎて動けなくなったり,筋力がつかないで圧力への抵抗力が不足してしまったりするのでしょう。

 そもそも,「筋肉」自体には「感情」はないと考えます。

 「心の筋肉」でも,「筋肉」が「」を強くすることはあっても,あらかじめ強い「心」はない。
 
 「」が安定して強そうに見えるのは,周りの手厚い保護があっての賜物で,一歩その保護圏から足を踏み出すと,とたんに不安定になってしまう

 栄養が行き届いている体でも,自ら動かないと,筋肉は成長しません

 「知の筋肉」と言ったときにも,イメージとしては,遺伝でもとから優秀な「知」はない

 「筋肉」を効果的に動かすことによって,「知的」になっていく。

 今までの学校教育では,もしかすると,この知の筋肉の強化がおろそかだったのではないか,という反省があります。

 教育の側から見ると, 「筋肉」への栄養分ばかり補給しようとしていて,肝心の運動が欠けていた

 中には必要のない脂肪ばかりが筋肉を圧迫し,動くこともままならない,そんな状況になってしまった。
 
 昔から言う「頭でっかち」というのは,知的筋肉質ではなく,ただの脂肪太り知的肥満体であることを指しているのです。

 「詰め込み教育」というのは,北京ダックのようなイメージでしょうか。
 
 体力をつけるのならば当然のこと,心の筋肉にしろ,知の筋肉にしろ,じっとしていては,決して強くはなりません

 運動が欠かせないのです。

 しかし,時間は無限にあるわけではないので,効率的な運動,トレーニングが必要になります。

 よい教師=トレーナーが近くにいればいいのですが,このブログでは「学習者」として心がけることが可能な内容を考えてみたいと思います。

 なお,新しい学習指導要領では,この「知の運動」,「知の筋力強化」を「活用・探究」というキーワードでとらえようとしています。

 では,「知の筋力強化」をはたすための運動とは,具体的にどんなものなのでしょうか。

 今から15年前に出版された「知の技法」(東京大学出版会)という本があります。

 東京大学教養学部の文科系1年生を対象に設けられている必修科目「基礎演習」~まさに「知の筋肉」の鍛え方,運動の方法を学ぶための授業~のために編集されたものです。 

 このテキストの内容から,「知の筋肉」とはどのようなものか,「知の筋力強化」の方法とは何かをピックアップしてみたいと思います。
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テーマ:学習
ジャンル:学校・教育
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