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藤田晋の成長学・生徒編15 促成栽培の教育
 第15回は「効率よりも場数が能力を決める」です。

 理論の理解と実戦の経験、それが組み合わされることで効果は最大になるのでしょうが、理想的には、実戦を経験しながら自ら理論を作り出していくことです・・・・何ていっても、中学生には「何のこと?」と思われるかもしれませんが・・・。

 小中学生が、「分からないこと」への耐性を失ってしまったのは、何でも「効率重視」というプレッシャーを与えてくる社会環境の影響でしょうか。

 苦労して得たものは手放しがたく、簡単に手に入れたものはそれを失うことに痛みを感じない・・・学校で身に付けるものというのは、そういうものではないのでしょうか。

 もし中学生の皆さんが、「野菜の促成栽培」のように育てられていると実感したら・・・学校や塾での「前倒し学習」のことですが・・・「自分は高く売れて満足だ」という結論に達するのでしょうか。

 皆さんの「市場価値」と、一昔前の「ど根性大根」・・・アスファルトの裂け目から生えている野菜がときどき報道されましたが・・・のようなものの価値と、どちらをどのように評価するのか・・・そういう人間観にもかかわってくる問題なのかもしれません。

 いつからでしょうか。

 子どもたちが、「テストに出そうなこと」に目を光らし、それをひたすら暗記するような姿を見るようになったのは・・・。

 人間は、これほど簡単に「誘導」されていくものかと、深々と実感されられるのが、教師という仕事の一面です。
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テーマ:学習
ジャンル:学校・教育
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