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昭和30年の歴史教科書の「研究課題」を解いてみよう! ~原始の時代~
  『中学の社会科 歴史的内容を主とするもの』(昇龍堂出版,昭和30年発行)という,今から半世紀以上前に発行された教科書の「研究課題」をご紹介します。

 中には,現在では表現が不適切だったり,課題自体に問題があったりするものもありますが,そのまま載せておきます。

 歴史好きの中学生(読んでいる人はいないか・・・?)は,ぜひチャレンジしてみてください。

 でも,こんなのがもしいつも宿題に出てたら,大変だったでしょうね。

 もちろん,授業でこんなことあったらいいなあ,というものも中にはあります。

 最初は5世紀くらいまでの歴史の課題です。
 

 1.日本列島の位置・地形・気候と生活の関係を話しあう
  こと。
 2.日本列島のまわりに住む人種の分布図をつくること。
 3.国語の先生から,日本語のなりたちについて,話を聞
  くこと。
 4.近くの貝塚や竪穴をたずね,そのようすを学級に報告
  すること。
 5.モールスの「日本その日その日」を読むこと。
 6.このころの少年のつもりで,狩りやすなどりについて行
  った日の日記を書いてみること。
 7.石器や土器の実物や絵を集めて,標本棚をつくること。
 8.部落の集会のありさまを想像した絵をかいてみること。
 9.原始人の信仰について,先生の話をうかがうこと。
 10.弥生式土器と縄文式土器とをくらべた表をつくること。
 11.大陸の古代文化について東洋史の本を読むこと。
 12.生産の発達と社会の変化について,討議すること。
 13.米食民族の分布図をつくること。
 14.地下の文化財をたいせつにする心がまえについて話し
   あうこと。

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ジャンル:学校・教育
藤田晋の成長学・生徒編8 対立すると自滅もある
 第8回は「ダメ上司は『褒め殺し』でうまく使おう」です。

 Aさんは,「○○先生はダメ教師」だというような噂や直接的な会話を聞いたことがあるでしょうか。

 それとも,自分がそのような感想を持ったことがあるでしょうか。

 よく,小学校の場合は担任が決まるとき,「くじのようなものだ」と表現されますが,これは大人の世界でいう「当たりはずれがある」ことを踏まえた言い方ですね。

 子どもにとっての「当たり」と親にとっての「当たり」が異なることもしばしば(たとえば,宿題を出さない教師の評価など)ですが,「ダメ教師」というのは,両者の評価が一致してしまう先生のことなのでしょう。

 小学校ではたとえば学級崩壊が起こると「担任交代」,中学校では「担任から副担任へ」という動きで対応される場合がありますが,なかには担任をはずれることで生き生きと先生らしさを取り戻す人がいるので,「ダメ教師」はいつもだれもがそう思っている,そういう教師のことではないのかもしれません。

 さて,それでも,

 指導力がなくて頼りない
 傲慢な態度で生徒の話や意見を聞かない
 気分屋ですぐに感情的になり生徒を叱りつける

 こんな先生に手を焼いている生徒がいたとしたら,藤田社長のアドバイスに耳を傾けてみましょう。

 もし大人の世界で,このような上司に出会ってしまったら,「腹をくくれ!」というのが第一声でした。

 上司を部下がコントロールできるわずかなチャンスは,「褒める」こと,「気分をよくさせる」ことだと言います。

 生徒の立場で,先生を「褒める」ことが難しいようなら,「何をすれば喜ぶタイプの教師なのか」をしっかり分析することです。

 中学生くらいだと,「先生が何で怒っているのか」がよく理解できない場合も多いかもしれません。

 まず,その原因をつかむことです。

 そして,何か改善してほしいことがあれば,公的な「話し合い」の場を確保する,ということです。

 教師たちには,決して否定できない原則があり,それが「生徒の自主性」です。

 「違反行為」をするという自主性は認められませんが,「違反行為の内容を検討する」という自主性は否定しにくいものです。

 こういう場を増やして,「理解し合う」ことの大切さ,そのための「コミュニケーション」の大切さを知ることができれば,成長への大きな財産になるでしょう。

 ごくまれに,本当に大変な教師がいたとして,たとえば

 「教師の上司=校長,あるいはさらにその上=教育長・教育委員会に相談する
 「仲間と手を組んで教師に対抗する

 という手段をとる人がいるかもしれませんが,法的に問題を起こしているのではない以上,それらの方法ではなかなかうまくいきません。

 効果があるとしたら,教師の同僚=他の(分かってくれそうな)先生に相談すること,仲間と手を組んで,教師とも会話を増やす・・・そんな方法でしょうか。
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藤田晋の成長学・生徒編7 教師をよく理解する
 第7回は,「評価されないのは上司を見ていないから」です。

 Aさんは,自分に対する教師の評価というのを感じたり,それがもとになって気になったりしたことがありますか?
 
 教師の中には(企業社会でも同じようなことがあるかもしれませんが),本当に「気に入らない」と思って冷たく当たる人=低い評価をもっていることを伝えてくる人もいますが,中には期待をかけている生徒にわざと冷たく当たる場合もあるので,こういうときは自分の思い込みに負けず,教師を「よく見る」こと,自分の「立場」を考えることで判断してもらうことが大切です。

 教師の立場からもし生徒へのこのような悩みを考えるとすると,反対に,「そうまでして評価してもらおうと努力されるのも逆に気の毒になってくる・・・」という感想をもちます。

 ある自治体では,入試のときの基準をきっちりさせようとして,○○をつとめたら何点プラスとか,奉仕活動をしたらどうとか,点数化に走ってしまったそうです。

 「内申点」が単純な成績の換算ではなくて,このように「どのような行動をしたか」も考慮されるようになると,「教師はその行動をどう見てくれているか」に関心が高まらざるを得ません。気の毒なことです。

 企業社会では,上司の願っていることではなく,自分で勝手に「上司が願っていることだろう」と誤解して仕事をしている人が陥る問題であるとされています。

 もし,行動の評価を受けるようなことがあれば,「何が求められているのか」をしっかり把握した上で,それがどこまで実現できたかという結果を残すことが重要です。

 教師自身,けっこうそこが苦手だったりするのですが・・・・そういうリスクを減らすためにも,「教師をよく見ること」「教師をよく理解すること」が大切になりそうです。
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藤田晋の成長学・生徒編6 成長に有利な仕事観
 第6回は「嫌な仕事に縛られない方法」です。

 社会人の場合は基本的に「好きな職業」についているはずなのに,なぜ「嫌な仕事」というのがあるのか,Aさんは分かりますか?

 藤田社長は,こんな例を挙げています。

 上司に押しつけられた仕事
 誰にでもできそうな雑用
 何かと面倒なトラブル処理

 そして,そのような「仕事」を断る知恵やその意味を説明してくれていますが,一方で

 気持ちを切り替えて楽しむ必要がある
 その時は嫌な仕事と思えても,それが後から自分のやりたい仕事に結びつくこともある
 仕事を片づけた時は,爽快感がある
 すべての仕事に前向きな姿勢で取り組むことが大切

 とも書いています。

 教師の立場でたくさんの生徒を見ていると,「仕事」への対応のパターンには大きく分けて次の4つがあるように思います。

 嫌なそぶりも見せず,進んで行う生徒
 嫌なそぶりを見せるが,仕事は行う生徒
 嫌なそぶりを見せて,仕事を避けようとする(やらない)生徒
 はじめから「私がそんな仕事をするわけがない」と確信的に仕事をしない生徒

 学校や家庭では,「仕事」に対して報酬をちらつかされる場合が多くありませんか?

 報酬があるなら,我慢してやる・・・・実際,仕事をすることで成長すれば,短期的には結果オーライで終わりなのですが,実は,そういう方法でしか仕事をしてこなかった人が,「嫌な仕事に縛られる」という悩みを抱えやすくなるのでしょうね。

 私の小学校時代は,「人を嫌がる仕事を進んで行う人は偉い」という言葉を刷り込まれており,「偉い人になりたい」という動機があった人は,「人が嫌がる仕事」ほど熱心にやったものです。

 この「偉い人」とはどういう人か,というのは難しいところですが,要は,「報酬」を「自分の成長」「人から認められること」「人から感謝されること」と受け止められる人というのが,最も成長しやすい資質をもった人と考えることができます。

 ・・・「仕事」とは,嫌とか好きとかいう感情で動かされるものではない・・・という考え方もありますが。
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藤田晋の成長学・生徒編5 40対1の戦い
 第5回は「上司に期待しない方が成長できる」です。

 小学生にとっての平日は,睡眠時間を除くと,担任の教師と過ごす時間は,親と過ごす時間と同じくらいの長さではないでしょうか。

 親に大切に?というか手をかけられて育ってきている子どもほど,担任教師にも面倒見のよさを期待する傾向があるでしょうか,ないでしょうか。Aさんはどうでしたか?

 特に期待はしていない?・・・まさか,「期待できない」から「期待しない」という意味ではないですよね・・・。

 今,教師はその資質・能力が非常に厳しい目で見られているのはAさんも知っての通りです。

 教師によるさまざまな犯罪行為

 子どもの学力,規範意識の低下の問題。

 不登校やいじめの問題。

 そしてとうとう,教員免許状が自動車免許と同じように,更新しないと教壇に立てなくなるという制度になっています。

 藤田社長は著書の中で,「上司には期待するな」と言っています。

 これをそのまま教師に適用すると,どんな意味になるのでしょう。

 ・・・中には,教師を子どもや親が尊敬しなくなったから,今のような状態になったんだと主張?している人もいます。そういう人にとっては,とんでもないことになりますね。

 ・・・教師はみんなヒラで,上司なんていないでしょう・・・?

 そういう考え方もできますが,一応,みなさんがいろんな指示を受けたり,仕事=学習の内容を教えてくれるのはその「ヒラ」の教師ですから,その「下」にいることにしてください。

 藤田社長は,「ダメな上司の下ほど優秀なしっかりとした部下が育ったりします」と書いています。

 つまり,「反面教師」というやつでしょうか。

 ちょっと話は横道にそれるようですが,「学級びらきの命」ってやつが教師にはあるのを知っていますか?

 ・・・その学級の一年を左右するほどの一日,あるいは三日・・・長くて一週間が,「学級びらき」の期間です。

 教師をやっていると,不思議と,どんな学校でも,この時期というのは(あるいはこの時期だけは)生徒の目が希望や期待の光で輝いているのですね・・・。

 それを曇らせないのが,「学級びらきの命」です。

 そして,このときに,「変な雲が空を覆ってきたら,担任が追い払う雲と,生徒皆が追い払う雲がある。その違いは何か」ということを考えさせるのです。

 ちょっときつい言い方かもしれませんが,「担任がしゃしゃり出てきたらおしまい」という場面は,どういう場面なのでしょう?
 
 こういうことを考えるくせが,「成長できる個人・学級」になれるかどうかの分かれ道になります。

 担任教師に期待することを考える前に,その教師のモチベーションを上げる方法を考えましょう

 教師が子どものモチベーションを上げることなど,なかなかうまくいきませんよ。

 1人が対峙している40人は,みんな本当に個性が豊かなのですから。

 でも,40人が1人に対してできることは・・・。

 期待外れだと嘆いていても,事態は何も好転しません。どうやったら「教師」のやる気・責任感が高まるか?・・・これ,学校の中にいるときに成功させられる体験ができると,将来もきっと生きますよ。
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藤田晋の成長学・生徒編4 ストレスの内的原因
 第4回は「職場のストレス発散はブログで」。

 Aさんはゲームが「ストレス発散」の最も効率がいい方法だと考えていませんか?
 それとも,携帯でのメールのやりとり?

 しかし,ゲームはさておき,携帯メールがストレスの原因になってしまっている人もいるようですね・・・。

 「勉強が思う存分できる学生時代のというのは,限られた時間なのだから・・・。」

 「限られた時間」というのは,大人がよく使う台詞ですが,これは携帯・インターネット・ゲーム機の登場によって,昔よりももっと深刻な状況になっているかもしれません。

 さて,問題はストレス発散の方法なのですが,これには,まずそのストレスが何を原因として発生したものなのかを特定する作業から始めなければなりません。

 同じ年齢の人たちの中には,制服を着る,ということだけでもストレスになる生徒がいるくらいですから,数え上げるときりがないかもしれませんが,そうやってあげていくと,実は案外簡単な原因にまとまることになるのかもしれません。

 ストレスの原因は,内的なものと,外的なもの,それらの相互作用で高まったり相殺されたりするものなどがあります。逃れにくいのが,性格など,「内的なもの」です。

 ストレスの「内的な原因」の中には,一般的には「長所」と受け止められるものもあります。

 企業社会では,「真面目で頑張りすぎる人」「完璧主義の人」「挫折経験の少ない仕事ができる人」などが「心の病に侵されやすい」といいます。

 Aさんが社会人と異なっているのは,それほど大きなプレッシャーがかかる仕事や勉強がない(受験は別として・・)ことかもしれませんが,生徒でもたまに,大勢の前で発表をするとか,そういう「緊張」の場面が訪れるかもしれませんね。「失敗してはいけない!」と真面目に考えるほど,「緊張」は高まってしまいます。

 ただ,こういう場面でさまざまな経験を重ねることが,「成長の糧」になっていくことは,Aさんも実感できるのではないでしょうか。そして,成功すればストレスは吹き飛んでしまうもの。ストレスの内的原因は,成功に伴う達成感の源にもなる資質なわけです。

 話がそれてしまいました。

 ストレスの「内的な原因」で最も深刻なのは,「能力不足」が自覚できるケースでしょう。

 日本の子どもの場合は,他国の子どものよりも「自尊感情」に乏しく,自分を低く評価する傾向があることが調査で分かっています。「楽観的」よりも「悲観的」な心性が強い子どもが多い。

 これは教育の結果によるもので,大人の側が反省しなければいけないことなのですが,こういう心性は裏を返せば,「現状に満足しない」という向上心の源泉にもなり得る資質なのです。
 もちろん,「やっても無駄だ」とあきらめて,全く逆のこと,自分でも「こんなことに意味はない」という自覚を持てることをあえてやることで「ストレス発散」をする生徒もたくさんいます。

 ただ,こういうタイプの「発散」の仕方は,その原因となるストレスがますます増すタイプの「発散」ですから,エンドレスの行動とならざるを得ません。

 もしストレスを発散しようとしたら,「ゴールが見えるもの」・・・つまり,これをやったらストレスはなくなる・・・ことがほぼ保障されそうなことをするしかないのです。

 で,結局,「能力不足」がストレスの原因なら,「能力を高める」ことにつながるストレス発散方法が必要だ,ということになります。

 Aさんにとって,ブログがその方法になるかどうかはわかりませんが,「閉じた空間」ではなく,「開かれた空間」という意識が高められ,質の高いコミュニケーションが見込めるようでしたら,確実に「能力が高まる」わけなので,お薦めすることになります。
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藤田晋の成長学・生徒編3 消極的な集団での成長戦略
 第3回は,「人手不足の職場は評価を高める好機」。

 Aさんにとってのこの「成長のセオリー」のイメージは,たいへんな仕事を少ない人数に任されたパターンや,重要な役の選出をするときに,その集団から立候補者が出ない場合・・・そういうのが当てはまりそうな話でしょうか。そんな経験はありますか?

 日本の学校教育は,「班活動」を重視した生活がプログラムに入れられています。

 他の生徒とのコミュニケーションを必須とする「班活動」は,人間が生きていく上で必要なさまざまな能力を身に付けさせてくれる「成長の宝庫」といったものです。

 先生に対して,「人数を増やしてほしい」という要望を出すのも一つの方法ですが,そもそも人が本当に足りない場合は,「どうしたらそのメンバーでやりくりできるか」をお互いに考え合う・・・そういうチャンスが生まれます。

 だれかが口火を切って,分担はどうするかだれが何を決め,だれがどのようなことを実行するか・・・確認し合わないと,仕事が先に進まなくなるでしょう。

 仕事が進むと,だれかが無駄な作業をしているだれかを見つけたりする。

 他の班で,手が空いた人が,協力しにやってきてくれるかもしれない・・・。

 こういう,うれしい誤算が待っている場合もあるわけです。
 
 ・・・ごくまれに,全員が沈黙して何もしない(できない)・・・という状況が生まれるかもしれませんが,そういうときは先生がメンバーに助言をくれるか,シャッフルしてくれるでしょう・・・実は,そういうことがないように,座席=班というのは意図的・計画的につくられているものなのです(座席がくじ引きなどで機械的に決まってしまう集団では,うまくいかないケースも出てくるでしょう)。

 学校でAさんたちが取り組む仕事というのは,結局,それを完成させることが目的というよりも,それに取り組む過程で身に付けてほしいことがあるのが普通なのです。

 人数が少なければ,それだけ負荷がかかり,容易な作業ではなくなります。

 それだけ身に付く「知的筋力・心的筋力」が余計にUPすることが見込めます。

 さて,もし,重要な役職・・・学級委員などに,立候補する人が出てこないような,消極的な集団,お互いの腹を探り合ったりするようなうち解けない集団の場合は,どういう行動に出たらいいのでしょうか。

 この答えは簡単です。
 少しでも自分より優れていると実感できる人がいたら,推薦するのです。

 もしいなければ,自分が立候補するしかありません。

 ところで,「評価を高める」・・・というのは,Aさんも何だか嫌らしい印象を持ちますか?

 「内申点を上げるために学級委員になる」ような人もいるかもしれませんね。

 しかし,学級委員になればそれだけでOKというわけではありません。

 本当に任務を果たせないような生徒なら,かえって評価はマイナスになります。

 「評価を高める」=「実力をつける」という意味ですので,誤解のないように。
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藤田晋の成長学・生徒編2 本当に大切な目標
 第2回は,「忙しい時ほど平常心とマイペース」。

 仕事から帰って,家で不機嫌にしている親。
 
 そういう親にこそ言ってやりたい!・・・という一言かもしれませんが・・。

 Aさんにとっての「忙しさ」とは何でしょう。

 友達の中には,とてもたくさんの仕事,勉強,習い事,塾などをかかえていながら,あまり「忙しそうにみえない」人がいませんか?

 そういう人を見て,焦っている自分はいませんか。

 企業の中にも,「どんなに忙しくてもその忙しさを楽しんでいるようなやたらに前向きな人」がいるようですが,こういう人の真似をしなければいけないわけではありません。

 こういう人の真似をしてしまって失敗するパターンは,完璧を目指していろいろ手を伸ばすけれど,本当に大切なものをおろそかにしてしまう,というものです。

 何が最も重要なのか。

 家庭では,親はいつも機嫌よく,子どもの話に耳を傾ける・・・そんなに都合よくいくのか?と思われるかもしれませんが・・・だいたい,親の機嫌が悪くなるのは,「本当に大切なわけでもないことに忙しそうにしている子ども」を見たときではないですか?

 お互い様なのです。

 本の中で社長は「ブログを(一番大切な目標を意識するための)確認作業に役立てています」と書いています。

 Aさんには,日記がお薦めです。

 日記では,一番大事な目標の確認だけは,欠かさず行うのです・・・ところで,「一番大事な目標」とは・・・?
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藤田晋の成長学・生徒編1 成長のきっかけ
 このシリーズは,「藤田晋の仕事学~自己成長を促す77の新セオリー」(日経BP社)より,学習者である子どもの立場で学べそうなものをピックアップしていこうとするものです。
 (並行して,教師編・・・教える立場としての「成長のセオリー」を「教育失敗学から教育創造学へ」でまとめていきます。)

 なお,「学習」は,学校の,それも教科の学習に限ったものではありません。
 成長にかかわる行動は,すべて「学習」であると考えることが大切です。

 紹介の本の第1章は,「職場に不満がある人に」です。

 親を見ていて,仕事というのはとてもストレスがかかるもの,責任が重いものなんだと実感している子どもが多いかもしれません。
 しかし,ストレスや責任の重さという点では,子どもも負けてはいないでしょう。

 ・・・「子ども」「生徒」に対して提言していこうとするときに,語りかけとして「子ども」「生徒」はあり得ないので,これから仮に「成長学」を学んでほしい対象の人をAさんと呼ぶことにします。

 さて,上記の本は,サイバーエージェント社長による「企業社会」での話ですが,Aさんの場合は「家庭」や「学校」などの集団生活の場だと考えていきましょう。

 藤田晋さんは,「社会では,上が詰まっているという閉塞感,若手で活躍している人が周りにいないという失望感が何となく蔓延しています。そんな空気を打ち破るような若手が出てきてほしい。」そういう思いを込めて仕事観や哲学のエッセンスを本に詰め込んだと言います。

 本のタイトルである「仕事学」を「成長学」に読みかえたのは私です。

 さて,第1回の話は,「怒鳴られた時こそ前進しよう」です。

 企業人は,・・・特に営業などの部署で働く人は,顧客を怒らせて,怒鳴られたりなじられたりすることがあります。慣れない新人のときなどは特にそうですね。

 ただ,こういうときに簡単にへこたれてしまうようでは仕事にならない

 最も怖れるべきことは,「怒鳴られるのが怖くて前進できなくなること」です。

 残念なことですが,学校で先生から叱られたり,怒鳴られたりしたとき,最近は,その理由がわかっていながら,「とぼけてやり過ごそうとする」生徒が増えてきました。

 直接目撃されているのに,「知りません」「私ではありません」と否認する生徒。

 Aさんはそういう生徒を見たことがありますか?

 教師である私はそういう生徒を見たときに,最初は信じられませんでしたので,相手が「恐ろしい」と思える程度の剣幕で怒鳴って様子を探ろうとしましたが,優れた演技力を発揮したためかえって拍子抜けしてしまいました。

 保護者まで,「この子はやってないと言っているんですよ」とかばってしまう始末。

 「私の目の前で起こったことを申し上げているんですよ」と言っても無駄。

 こういう生徒は,同じような過ちを何度も繰り返し犯します。
 人を苦しめた行動が,自分に跳ね返ってくると,つじつまを合わせるかのようにやり返しました。

 もちろん,そういう生徒と全く逆のタイプの生徒もよく出会いました。

 問題を正面からきちんと受け止め,すぐに改善に向けて努力する。

 教師たちは一般的に,「素直な子どもほどよく伸びる」という表現を使っていますが,もう少し厳密に言うと,「どうしてほしい」という相手の気持ちをよく汲み取り,それが実現できる自分をつくっていこう,そういう心構えができている生徒がよく伸びるのです。

 問題から逃げない。
 タフになる。
 素直に課題に直面する。

 それが成長のきっかけとなるのです。
 そして,将来の成長をどんどん促進してくれる資質になるでしょう。
テーマ:学習
ジャンル:学校・教育
当世風(←これが古い)略語事情
 「意味がわからない略語」ランキングで,上位の5つはさすがに分かりませんでした。

 1 ハムト=公衆トイレ
 2 ATM=あなたの便りを待っている
 3 NHK=何か変な感じ
 4 NSX=何をしてもダメ
 5 ブンブン=セブンイレブン
 6 定金(さだきん)=定額給付金
 7 チョーLL=大変ラブラブ
 8 IK=イラットくる
 9 KH=これは,ひどい
10 ラビィ~=かわいい,好き

 用例をイントネーション付きで聞いてみたいものですが,なかなか難しそうです。

 略語の成り立ちから考えると,

 CM=超,ムカツク  

 何ていうのもありでしょうか。

 ZK=絶対に来い?/全然気に入らない?/絶交?/絶好?

 KB=交番?/小太り?

 TDK=ただいま,帰りました?

 *****************

 歴史上の登場人物を,イニシャル風に記号で覚えていくのもおもしろそうです。

 HMK=卑弥呼

 ST=聖徳太子

 GJ=鑑真

 MS=紫式部

 TK=平清盛

 MYT=源頼朝

 MYⅡ=源義経
 
 AYⅢ=足利義満

 AY8=足利義政

 ON=織田信長

 TH=豊臣秀吉

 TIⅠ=徳川家康

 TIⅢ=徳川家光

 SG=杉田玄白

 IT=伊能忠敬

 KK=勝海舟
 
 ST=西郷隆盛

 「同音異人」は有名人に限るとあまりないようですが・・・。
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歴史教科書のおもしろい「あとがき」
 アメブロの「学校教育とナントカ主義」に以下のような記事を載せたので,この教科書の一部を歴史好きな中学生などには参考にしてほしいと思います。

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昭和30年の歴史教科書とPTA向けの「あとがき」
テーマ:系統主義    2009年08月09日(日)

 昭和30年に発行された中学校の社会科(歴史)教科書が手元にあります。

 この教科書には,
 「社会科がどのように変わることになったのか」
 「どのようなきっかけで変わることになったのか」
 「残そうとしたことは何か」
 がよく分かる「あとがき」がありますので,引用しておきます。

 **************
      あ と が き
     (PTAの方々へ)
 本書は,中学生諸君が,歴史を学習する際,座右に置くものとして編集してある。内容は,中学生の能力に応じた教材を選び,これをその興味に適合するように配列し,特に,自発的学習に重点を置いた。大筋として,系統的な日本史の知識を中心とし,これに世界史の流れを配してあるが,生徒が自ら考えるように,多くの問題を配した。PTAの方々は,この点に留意せられ,一つの挿画がなぜそこにあるかということまで,生徒の興味を触発していただきたい。全体の構成は,時代を追っているが,巻頭と巻末を比較すれば気づかれるごとく,遡及式の学習も,大いに歓迎する所である。
            著  者
 『中学の社会科 歴史的内容を主とするもの』(昇龍堂出版)216ページより
***************

 キーワードは,中学生強調文の「能力に応じた教材」「興味に適合」「自発的学習」です。

 社会科成立時の理念を引き継ぎながらも,「系統的な日本史の知識を中心」とした教科書が誕生しました。

 これは,当時の世論の影響を強く受けたものであることが分かっています。

 今の教科書でも,,「PTAの方々へ」・・・これは「保護者の方々へ」が正しいのでしょうね・・・というメッセージが入れられたら斬新でよい感じですが・・・。しかしおもしろい「あとがき」です。

 保護者に「興味を触発」する任務を課す?ことができた時代だったようです。

 ただ,内容や構成をみると,今の系統主義的な教科書とほとんど同じなので驚きです。

 「まえがき」で,「読みだしたら,一気に読み終えずにはおられないよう,なるべく興味ぶかく書いたつもりですが,そこここに,研究してほしいと思うことがらがありますから,すみずみまで,ていねいに読んでもらいたいと思います。」という一文があります。「が」の前後がうまくつながっていないことが気がかりであるのと同時に,「研究してほしいと思うことがら」というのも気になります。

 上記の教科書の章末にある「整理」「研究課題」は,今の歴史学習でも参考になりそうなものがありますので,別のブログ「学習失敗学から学習創造学へ 」で紹介いたします。

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 時代ごとに,少しずつ紹介します。
テーマ:学習
ジャンル:学校・教育
学習意欲を高める方法
 書評に紹介されていた内容なので自分はまだ目を通していないのですが,辰野千壽著『科学的根拠で示す学習意欲を高める12の方法』(図書文化)で紹介されているその12個とは,以下のものでした。

 著者には,1977年に「学習意欲の高め方」(1987年に改訂版)という本を出しているので,これに「科学的根拠」が加わったものが新しい本なのでしょうか。

 今回の記事では,これらを「学習者」の立場から考えてみます。

興味に訴える
知的好奇心に訴える
目的・目標を意識させる
達成動機に訴える
不安動機を生かす
成功感に訴える
○学習の結果を知らせる
賞罰を与える
競争に訴える
自己動機づけを高める
学級の雰囲気を生かす
○学習意欲を高める授業と評価

 10番目の「自己動機づけ」さえしっかり高められれば,他はいらない,という気もしますが,こういう本を教師が読んで「小手先の技」を使われると,学習の効果は期待できないので注意が必要です。

興味に訴える・・・単に授業を聞かせるきっかけとしての働きかけでは不十分で,「自分で調べてみたい」「自分で解決したい」と思えるような教材を提供する必要があります。「話術」ではなく,「教材」で勝負が行われているかどうか,注意が必要です。授業中だけ,「おもしろいな」と感じる学習では,「目標」は達成できないことになるでしょう。
 学習者の立場については,(学習意欲が乏しいと自覚できる場合は)とにかく「きっかけ」づくりが大切になります。
 「きっかけ」づくりに役に立つのは「連想」「発想」の力です。
 どんどん他のことと結びつけて,「孤立した学習対象」にしないことが,「興味」を保障するための条件になります。

知的好奇心に訴える ・・・この章には,「単なる興味」だけでは「学習」は進展したり深まったりはしませんよ・・・という趣旨のことが書かれているような気がします。
 「知的好奇心」は,「思考の枠組み」が増えれば増えるほど,生み出されるパターンも増加し,とどまるところを知らなくなります。どんどん教師の方に質問してしまえばいいのです。
 授業の場は,生徒が教師を質問攻めにするようなパターンがあってもおかしくないでしょう。

目的・目標を意識させる・・・まさか,「テストにでるから」「入試問題に出題されやすいから」と露骨に示されることはないかもしれませんが,受験生にとっての死活問題でもあることを考えれば,それは始めから教えられておくと有利であることは確かでしょう。
 ただ,教科の本来の目標は,学習の途上にある小中学生にとっては理解しにくいものであるので,教師の側にとっては,それを小中学生にも理解しやすいレベルに噛み砕いた説明というのが求められます。
 それがうまく機能しない場合は,たとえば,「これを習得しておけば,次の習得の役に立つ」「これを習得すれば,○○の場面で活用できる」などのスモールステップの目標を意識していくのがよいのでしょう。
 中には,「知的好奇心の向かうがまま」という人もいるでしょうが・・・。

達成動機・成功感に訴える・・・内容面のレベルで考えれば,小中学生が学習を通して「達成」できることというのは,長い学習人生の一場面であることを踏まえれば,微々たるものであることは確かです。ただ,たとえば今までの興味が持てなかったのに持てるようになった,・・・などという「変化」は,学習の意欲を飛躍的に高める「成功」に結びつくので,そういう「変化」に対する「達成感」というのが評価されてもいいのかもしれません。
 テストで高得点をとったり,授業で発言できたりするのがゴールだと考えると,非常に限られた「成長」しか期待できなくなります。
 もっと大きなことを「達成」したいという動機,それが生まれるような「学習」ができるとよいですね。

不安動機を生かす・・・学習者の立場では,「心理学者」に操られている・・・そんな実感が伝わってしまうような記事かもしれませんが,心理学者もプロですから,データに基づいて人間を(この場合は教育を)操作しようとする意図が見え見えになっても仕方がありません。
 学習者の側の工夫としては,「わざとその意図にはまってしまってあげる」というのも一つの手です。
 不安動機というのも微妙な心理ですが,やさしい課題をグループ学習で解決させようとする授業は,これを利用するタイプかもしれません。「時間の無駄」とは考えないで,「不安を解消する」ことを目的にしたものだと理解した上で,自分をコントロールしていくことが大切でしょう。

 学習者側は,教師側の対応を「広告による消費意欲の向上」になぞらえてみて,「本当の学習」にとって必要なことと,不必要なことを見極めていく,そんな態度も求められてるのかもしれません。
 
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